インレイはドットとラインの2種類から選べます。Stick のシンボルパターンになっている5フレット毎(完全4度)のインレイ配置が標準仕様。Stick Bass、Alto Stick、Stick Guitar は従来のギターパターンをオプションとして選べます。
インレイは機能的かつ装飾的。木材とインレイの組み合わせは見やすさとお好みの色で決めればいいでしょう。
ご注文の際、お好きなインレイをお選び下さい。
インレイの種類によって Stick の価格は変わりません。
ドット・インレイ
ライン・インレイ
ポジション・インレイはドットが良いのかラインのほうが良いのだろうか?
グレッグ・ハワードは視覚的に優れているほうが良く、フレットに近くポジションの把握に有利なものが良いというアイデアを提案しました。そのことから私はフレットに隣接することでフレットが目立つ(ドットはフレット間のスペースが強調される)ライン状のインレイに賛成しました。それぞれのラインがStickを横切るように、かつ厚みを持たせた溝におさめることでプレーヤーの視点(ベースサイドの上面)から見やすいようになっている。
私は現在生産ラインに乗っているいくつかのStick(硬質材とグラファイト製それぞれの8弦、10弦、12弦モデル)にこのデザインを採用しました。薄型のインレイはカラーバリエーションが豊富なプラスチック製品で視覚的にすぐれています。そのため演奏ポジションの15度傾いたの極端な角度でも視界に入ります。
ライン・インレイのいくつかは「蓄光」プラスチック素材で暗い場所ではあざやかなグリーンに光ります。このインレイは光を蓄えてから約一時間ほどで消えていきます。明るい場所ではオフホワイトのためインドネシアンローズウッドやチャコールブラックのグラファイトに良く合います。
すでに現行品に採用されたその他のライン・インレイは「レンガ色のパドウクにはブラック」「ブロンドのメイプルには翡翠のようなグリーン」「黄系多彩なタララにはライラック(薄紫)」「ローズウッドとグラファイトにはブリリアントレッドとポイズングリーン」があります。またこのライン・インレイのカラーはStickのオーダー時にカスタムするのが容易で、プラスチック素材同様に他の素材でも取扱いが簡単です。
特別素材のインレイはプラスチック素材同様に1/8インチの厚みで1/4インチの幅が必要です。インレイ素材の全長は、8弦、10弦のStickでは約3 1/4インチで12弦のGrand Stickでは約3 5/8インチが必要になります。
写真はライン・インレイをセットアップした最初のもので、7ピースラミネート構造のローズウッドにStickupモジュール、Railsフレット、Flapデュアルナット、そして蓄光ライン・インレイを備えたGrand Stick#4900です。
ラインはどうでしょうか?この棒状の楽器Stickには円と曲線が非常に良く映えると思います。そのために1992年にヘッド形状を、1991年にはテイルエンドの先端を曲線にデザインし直しました。しかし1982年に私がデザインしなおしたナットからヘッド前面に向かってカーブを描きながら下がっていく部分や、80年代初期にデザインしたネック裏の斜面へ向かっていく深いカーブに於いてその兆候は既にありました。2001年1月のグラファイトモデルの導入以来、私は4つの共通サイズ(1/2インチ)のシェル・インレイのセットを使用しています。そして現在ではすべての硬質材のモデルもそうしています。
このライン・インレイは始まったばかりです。あなたたちからのフィードバックを待つことにしましょう。
Thanks Greg for getting me started,
Emmett