現在の堅木材モデル、Railboard モデルは、ナットの近くのフレットは1フレットではなく「X フレット」と言いますが、Xフレットはなんでしょうか?
以前の堅木材モデル(8弦、10弦、12弦)は34インチのスケールでしたが、2007年ごろから36インチのスケールになりました。(スケールはナットからブリッジまでの長さとなります。)
それでフレットは1本増えましたが、新しく追加されたフレットから「1、2、3、…」とカウントせず、新しいフレットはXフレットにして、その次からは1フレットとなりました。
ちょっとわかりにくいですよね?
でも、インレイの位置から見ると、34インチでも36インチでもインレイが2フレット、7フレット、12フレット、17フレットになり、音程とインレイの関係が同じ。
同じ弦やチューニング、教則本などを使えますし、34インチ・モデルから36インチ・モデルに持ち替えても混乱することがないでしょう。
スタンダード・チューニングの太いベース弦のローCは、34インチ・モデルではナットの位置になります。開放弦として弾きローCの音は出せますが、ダンパー(マジックテープ)があるためあまりキレイに響かないですね。
36インチ・モデルでは、ローCはXフレット(=34インチ・モデルのナット位置)になるためタッピングしてキレイな音が出せます。
1フレットから24フレットまでは34インチ・モデルと同じ音程になります。
10弦、12弦 Railboard(34インチ)、8弦 Stick Bass(36インチ)、Alto Stick、SG12など、ショートスケール・モデル(26.5インチ)もXフレットがあります。
ソフト・ケースは、34インチ用と36インチ用がありますので、ご注文の際はお持ちのスティックのスケールを教えてください。(その他のアクセサリーはどちらのスケールにもご使用いただけます。)